宮司よりひとこと

これまでの宮司よりひとこと

神代と繋がっている日本の文化【更新日】平成26年12月3日

2011年に未曾有の大震災が発生しました。今から19年前の1995年にも阪神淡路大震災がありました。日本列島は火山列島の上にあり、毎年地震に加えて大きな台風がやってきます。地震、洪水、土砂崩れによって、毎年々々甚大な被害を受けているのです。日本はユーラシアの東端にあり、いくら災害があっても、ここから逃げることができない、というのが日本の宿命です。

また日本国民全体が農漁業にかかわっていたのですから、人々は自然に対して敏感でなければ生き残ることは出来なし、自然の気配(けはい)を察知する能力がそなわりました。四季折々の移ろいの中から、繊細な感性が生まれ、自然に対する畏敬と、感謝する心が生まれ、毎日神々に祈りをささげたのも当然のことでしょう。

今も全国八万の神社は、数多くの祭りの中で、神々に感謝の誠をささげ、皇室のご安泰と国民の平安を祈念しています。自然を畏敬し神々に祈りと感謝をささげてきたのは、神代から伝わるわが国の麗しい風習なのです。よくよく考えてみますと日本の文化は神話とみな繋がっていることがわかります。

去る10月にとり行われました、出雲大社千家国麿権宮司と高円宮典子さまのご成婚にしても、両家の歴史を遡れば、天照大御神さまの長男アメノオシホミミノミコトが天皇家となり、弟のアメノホヒノミコトが大国さまの祭祀役の千家家となっているのです。日本の文化が、神代から繋がっているというほんの一例なのです。

ページの先頭へ

豊葦原の瑞穂の国【更新日】平成26年10月31日

今年の夏は全国的に豪雨の被害が甚大で、お米の収穫はどうだったのでしょうか。ところで毎年それとはなしに我が家の周辺の田んぼを、観察しているのですが、だんだん恐ろしくなってまいりました。

五月になると田んぼに水が入り、早苗が植えられます。すると間も無く蛙の声が一斉に力強く鳴き出し、自然界の息吹を強く感じて心地よいのです。田んぼにはゲンゴロウやヤゴ、タガメ、ドジョウたちが盛んに動きまわっていたのが、ある日突然沈黙の世界となるのです。

人間の撒いた農薬のせいで、生き物はいっせいに死んでしまいます。これを何度も繰り返しているのですから、稲穂は農薬漬けになってしまいます。米の花粉を取りにきたミツバチはその農薬によってばたばたと死んでゆき、スズメも激減しているとか。最近は蛇を見ることがなくなりました。蛙がいなくなったからです。

日本人が適当な基準を設けて農薬が大量に使われ、人間以外の生き物を大量に殺している、というのが現状です。食べ物の表示を見ても、わけのわからないカタカナがならび、美しい着色料、長持ちのする防腐剤、抗生物質等々危険がいっぱいです。飲み物にしてもあらゆる果物の味や香りが薬品で作られているのですから、充分注意しなければなりません。土の中は目に見えないバクテリアや微生物の力で蒔いたものが力強く芽を出すのに、そのような自然の力を無視して、農薬を撒き、自然の力を無視しているのですから、やがて我々の体が蝕まれて行くのです。

ページの先頭へ

無限に進化するIT社会【更新日】平成26年10月1日

電車の中を見渡すと、スマホを操る人のなんと多いことか。これ一台であらゆる情報が キャッチ出来、欲しいものはなんでも手に入るのだから魔法の宝物だ。今の機能はまだ序 の口で、これからまだまだ進み、人間の脳をも凌ぐまでに進化して行くとか。

道具らしい道具を持たなかった太古に遡れば、自然界は危険がいっぱいでありました。 自然の変化や、気配(けはい)を察知する能力がなければ、厳しい自然界で生きては行け ません。人間も動物と同じような察知能力があり、物事に敏感で敏捷であったのです。数々 の災難を乗り越えて進化してきた不思議な能力も、道具を使うことによって、しだいに不 要となり、道具の進化によって、宇宙にまで行けるようになりました。しかし、これまで 長い年月をかけて進化してきた、素晴らしい体内の機能、たとえば自然治癒力や奥深い感 性、想像力といったものが、急速に退化の一途をたどっています。

人間は左脳と右脳がうまくバランスを取り合っています。脳の発達段階が著しい幼児期 に、ゲーム機を与えていますと、右脳が置き去りになり、バランスが崩れてしまうので、 氣をつけなくてはなりません。便利なモノの裏には、常に危険が伴っており、いかに加減 よく使いこなすかが大事で、子供は親の責任であり、また全ては自己責任となるのです。

これから世界は益々IT化し、操作が出来ないと、社会から弾かれてしまいます。けれど も、文明がどれほど進歩しようとも、所詮人間は自然の一部です。水や土や草や木と語り 合っていた縄文の心を忘れたとき、更なる支障が訪れることでしょう。

ページの先頭へ

鎮守の杜と元氣蘇生【更新日】平成26年9月2日

春日山が春日大社と共に世界遺産に登録されて16年がたちました。御蓋山(みかさやま)の奥に広がる春日山は、かつて春日大社のお山であったが故に、原生林として残りました。わが国に原生林は数々ありますが、国の特別天然記念物に指定されている原生林は、屋久島と野幌とこの春日山だけです。明治になって国の管理になりましたが、この中に点在する山の神をお祀りする五社の社殿とその周辺は、今も春日大社の管轄となっています。

毎年秋になると、神職が手分けして山の神祭りが行われます。その一つ上の水谷神社は道なき道を踏み分けて、一時間ばかり登った鬱蒼とした中に、丹塗りの小祠がひときわ映えて鎮座しています。そばに行くと清水がこんこんと湧き出ており、これが谷を通り川となって、やがて佐保川から大和川へと流れてゆきます。かつてワースト1と汚名をつけられたこの大和川も、元は神々の鎮まる山々が源流で、そこには清水が輝いているのです。

山を神聖視すれば清らかな水と酸素が得られ、これが心の働きとともに、私たちの60兆の細胞が活性化し、小宇宙といわれる体のバランスを整え、本来内在している神気(自然治癒力)を発揮して健康に繋がるのです。かつて神様の領域であった山や杜を粗末にすれば、山の神の災いが私たちに及ぼすのは必定です。私たちが自然とどう関わっているかをもう一度考え直し、原点を振り返ってみると、今まで忘れがちであった神道が、身近な存在として蘇えってくるのです。

ページの先頭へ

神社は元氣がさずかる太古の聖域【更新日】平成26年8月1日

遠い昔、私たちの祖先は、自然の不思議な力を神様の働きと感じ、感謝と祈りをささげてまいりました。水には水の神様、にも土の神様、自然の全てに神様が宿っているという敬謙な気持ちから、八百万神が生まれました。

太古の昔、神社には建物はありませんでした。自然が豊かで水の湧き出る山や杜を、神居ますところとして神聖視し、木や岩を依りしろとして、神祭りがとり行われてまいりました。「社」(ヤシロ)とはモリのことであり、「杜」(モリ)がすなわちヤシロでありました。奈良県の大神神社は今も古い姿を守り、山そのものがご殿となっています。全国八万の神社の多くが、今も山や杜の中にあるのは、わが国の素晴らしい伝統文化なのです。

平成元年に行われた全国一斉巨木調査で、周囲3メートル以上の巨木が6万本を数え、その60%が社寺にあることが判明いたしました。そして日本の国土の森林面積が、67%と高率を誇っているのは、木を神様の依りしろとし、山や杜を神様の領域と考えてきた、先人たちの大いなる智慧のお蔭なのです。

ケガレという言葉があります。氣が枯れて息が細く弱くなりますと、病気になり死に至ります。これがケガレ(氣枯れ)です。昔の人たちはこの「ケガレ」を直すのに、神居ます山や杜に入って大いなる神さまの氣をいただき、枯れて弱った氣を元に戻しました。これが「元氣」です。元とはハジメ、神という意味が含まれているのです。

ページの先頭へ

体は無限の宝庫【更新日】平成26年6月30日

私たちの体は、神秘に満ち溢れています。小さな細胞一つ考えてみても、その中は大宇宙のように広がっており、複雑怪奇で、現代の科学技術をもってしても、元から造ることはできません。精巧緻密な機能が複雑に絡み合って、私たちの命が維持されているのです。

たとえば、酷暑や厳寒であっても、たえず体温は35,6度に調整してくれます。お腹の中の胎児と母親とが血液が違っていると支障をきたしますが、そうならないのはお母さんの胎盤の中にある不思議な機能のお蔭です。心臓をはじめ体の大方の機能は、意識することもなく、自然に働いてくれています。これを見ても私たちは自分で生きているのではなく、生かされていることがよくわかります。

体の価値をお金に換算してみると、一層よくわかります。体の中には、こぶし大の腎臓が2つあり、1つの腎臓には100万個のろ過装置が詰まっています。毎日一升瓶百本分の血液をろ過し、99本分が浄化されて再び体内をめぐり、残り1%の1本分が、体外に排泄されます。このろ過装置が1個千円で買えるとしたら、2つで20億円となります。60兆の細胞の1つひとつに38億年の生命の記憶を留めた遺伝子があり、細胞が再生されるたびに、遺伝子もコピーされます。オフィスで1枚のコピー代が1円かかるとして60兆円。一生の内に何度も再生されるので途方もない金額になります。あらゆる機能をお金に換算すると、天文学的な金額になります。このように私たちの体は無限の価値と能力を備えていることを考えれば、とても有り難くて、感謝せざるをえないのです。

ページの先頭へ

梅雨と米作り【更新日】平成26年5月30日

五月と書いて「サツキ」と読む。「サ」という言葉の意味は、「稲のみ霊」のこと。稲のみ霊が入った苗が「サナエ」。それを植える少女が「サオトメ」。秀れた稲のみ霊が入った川が「サホガワ」。5月(サツキ)は稲と特別関係の深い月なのです。

わが国は長年、月と太陽の運行を計算して作った、「太陰太陽暦」を使っていました。明治5年から、西洋にならって太陽暦という新しい暦になり、古くから使っていたものを、旧暦というようになりました。旧暦の正月というのは2月の立春から一番近い新月、すなわち月が凡そ15日ごとに満ち欠けをしていますが、欠けて見えなくなった日を正月とし、 また月初めとしました。したがって旧の正月は毎年日が変わり、新暦の凡そ一ヶ月後となります。

旧暦の5月は今の6月頃となり、雨の多い梅雨時で、この月の長雨を五月雨(さみだれ)といい、この合間の晴天を五月晴(さつきばれ)といいます。昔はこの雨の多い5月が田植え時でありましたが、現在では新暦の5月が一般的となりました。昔は田を耕し、苗代作りや水の取り入れ、草刈り等々、米作りには八十八の手間がかかったから、「米」と書くといわれてきました。今は全てが機械化されて、以前より苦労が軽減されました。米に限らず農業は土作りが重要です。

昔は田んぼの中に多くの生き物が見られたものですが、安易な科学肥料や農薬が使われだして、生き物が元氣よく動いている光景が見られなくなりました。自然の循環に即した農業が広まり、土中の微生物の健全な働きによって、エネルギーのある安全な食べ物が広がって行かなければなりません。

ページの先頭へ

神社は元気が授かる太古の聖域【更新日】平成26年4月28日

日本の国は、上空に行けば行くほど森しか見えません。今も森の国なのです。この森のお蔭で土中に水が蓄えられ、農作物が出来、無数の生命が生かされているのです。この素晴らしい命の森を作ってくれたのは我々の祖先で、これに感謝しなくてはなりません。

スサノオノミコトの神話には、木に関する事がたくさん書かれています。眉毛や髭、胸毛、尻毛から、それぞれ楠木、杉、檜、槇が生まれたこと。イタケルノミコトが、日本国中に植林をして称えられたこと等々。「モッタイナイ」を世界に発信されたケニアのマータイさんは、砂漠化する自分の国を仲間とともに森作りに励んで、世界ノーベル平和賞を受けられました。しかし、わが国ではすでに神代の昔から、先人が植林に励んできたのです。

四季の変化の中で、細やかな感性が磨かれた私たちの祖先は、土の力や水のお蔭、太陽の光や目に見えない風(空気)の力、このどれ一つ欠けても命が生まれない不思議な力を、「神」と称して敬謙な気持ちで感謝してまいりました。

細胞の大きさは、1ミリの50分の1。この微細な中は複雑怪奇で、宇宙のように無限に広がっています。宇宙から地球を見ると、水球のように美しく輝いています。この中に70億の人間と、無数の命が共生していることを思えば、地球も一つの生命体なのです。全てが関わりあって生かされていることを考えれば、人間以外の全ての自然に対しても、感謝しなくてはなりません。日本の森林面積は67%で、鎮守の杜が大きく関わっています。鎮守の森は酸素と水と緑の宝庫であり、私たちに元気を授けてくれる聖域なのです。

ページの先頭へ

巫女研修【更新日】平成26年3月31日

以前いた春日大社でも実施していた巫女研修を、枚岡神社でも開催することにしました。 当初10名の募集をかけたところ、瞬く間に20余名集まりました。

9時に受付をすませて巫女の姿になり、記念写真を撮った後、神前で奉告祭を斎行します。この後、境内の主要な所を案内し、斎館で当社の由緒や日本の歴史と文化を、神話をひもときながら講話いたします。お昼から、太古より伝わる食事や参拝の作法、玉串拝礼の意味や年末に行われる「お笑い神事」の由緒を説明した後、20分間腹の底から笑い合ったりもします。またお掃除を通じて心を清め、大前で大祓詞という祝詞をみんなでとなえた後感謝の思いを描いて瞑想をします。以上のような流れで日程が終了し、午後4時より直会(懇親会)を行い、和気あいあいの内に、午後6時頃終了します。修了者には記念写真と修了記念証(カード)を授与しています。

年々希望者が増えて、近年は毎月のように開催するようになりました。数年たった現在、 研修を体験された方は200名を越えています。年齢は不問で、これまでの最高齢者は90歳です。巫女の姿になると、みんな10歳くらい若く見えるのが不思議です。

21世紀は女性の時代といわれています。多くの女性が日本の素晴らしい歴史と伝統を学び、感謝の心と美しい日本の作法を、次代を担う子供たちに伝えて行かなければ、日本の将来はありません。このような意味から巫女研修を開催しているのです。

ページの先頭へ

与えられた使命【更新日】平成26年2月26日

私たちがこの世に生まれてきた意味は何でしょうか。難しくて確たる答えがありませんが、神話の中にヒントが隠されています。イザナギ、イザナミ両神がタカミムスビの神から、「地上が混沌としているので、修理固成(つくりかためな)せ」、と御言(みこと)、すなわち使命を与えられました。

そこで両神は、国を生み神々を生んで、そのお言葉通り使命を果たされました。それで両神の名の後に、「命(みこと)」と付いているのです。神話にも太古の葬儀の片鱗がうかがえるように、仏教渡来以前にも日本の生活習慣として、亡き人の御霊祭(葬儀)が行われていました。神式で葬儀をすると、仏教のような戒名はありません。みんな名前の後ろに、「命(みこと)」が付きます。人それぞれにいただいた使命に努力をした結果、「命(みこと)」と称えられ、神から生まれた御霊がやがて神と同化するというのが、太古からの日本人の考え方です。

ブッタは、仏になるまでに、多くの輪廻転生を繰り返したといわれています。その代表的なものが、玉虫の厨子の両側面に描かれている、「捨身飼虎図」と「施身聞偈図」です。前者はわが身を犠牲にして七匹の子虎を助けた大慈悲。後者は命をかけて真理を知ろうとした「雪山童子」の尊い行為です。

これらの輪廻転生をくりかえして仏になりました。私たちもみんな神や仏になれる素質を持っているのですが、それを認識せず、体をただの物としかとらえていないのです。この世で与えられた使命を果たす努力をすることが、己の内なる魂を磨き、神仏に近づいて行ける、と多くの先人が語っています。

ページの先頭へ

日の下(もと)の「くさか」【更新日】平成26年1月30日

飛鳥時代の人口は約550万人で、その内の90%が渡来人と言われています。大陸から渡り鳥のように、次々と明日香(あすか)の地にやって来たからでしょうか、「明日香」の枕詞は「飛鳥(とぶとり)」。それで「飛鳥」と書いて「あすか」と読まれ、「かすが」の土地の枕詞は「春日(はるび)」、それで「春日」と書いて「かすが」と読まれました。

神武天皇が大阪湾に来られた時、島がたくさんあって浪の流れが速かったことから「浪速(なみはや)の国」と名づけられました。その浪速の枕詞が「おし照る」です。生駒山の東の奈良県側はなだらかですが、西側の河内は急斜面で、2600年前は河内の海が広がっていました。枚岡神社近辺の松原町や豊浦町という町名から、この辺りが昔、海岸であったことが窺えます。また当社の近くまで海であったことは、鯨の骨が発掘されたことから実証されています。

現在ビル街となっている大阪平野は、かつて鯨が潮を吹いて泳いでいたのです。そんな海原に夕日が耀いていたところから、「おし照る」と詠われたのです。枚岡神社北方の「草香(くさか)」という土地の枕詞は「日下(ひのもと)」です。「草香」は、神武天皇が暗がり峠を越えて、大和の国に入ろうとしたところ、土着のナガスネヒコノミコトが、これを阻止した地で、神話にも出てくる古い地名です。

そんな山の麓に住んでいたクサカの人々は、急斜面の生駒山から朝日が出くる、その下に住んでいたので、「日下(ひのもと)」という枕詞が生まれました。「日下(ひのもと)」が「日本(ひのもと)」と変化し、これが「日本」の名の発祥ともいわれています。

ページの先頭へ

午年にあたって【更新日】平成25年12月26日

古代、東北は馬の産地で、かつて一戸、二戸、三戸・・・という牧場から、都に名馬が献上されていました。ところで馬は何時から日本の国に姿を見せたのでしょうか。神功皇后が朝鮮に出兵して初めて馬を目にしました。農耕の馬力や通信の伝令として使われていたのです。

その頃(西暦200年頃)のわが国は木の鍬でしたが、半島ではすでに鉄の鍬を使っていました。これらの進んだ道具とともに、初めてわが国に馬が入ってきた所が、枚岡神社から数キロ離れたところです。当時海岸であったこの辺りから、生駒山一帯に牧場が出来て、馬が全国に広がっていったのです。「生駒」の謂れも頷けます。

太古、馬は勢いのある動物として信仰の対象でもありました。旧暦1月7日は<白馬の節会(あおうまのせちえ)>といって、勢いのある春の陽気を意味する青馬を観賞する風習が、『枕草子』に書かれています。また勢いのある馬は、瑞祥として神様に献上されました。現物の馬の代わりに、板に馬の絵を描いて奉納したのが絵馬の起源です。なお長雨で晴れてほしい時には白い馬を、雨が降ってほしい時には、黒い馬を奉納しました。勅使が参向される「春日祭」には、今も馬を奉納する儀式が見られます。

また競馬(くらべうま)も神事につきものですが、これは優劣を競って楽しむだけではありません。大地を蹴って疾走することによって、土地の神様に刺激を与え、秋の五穀豊穣を祈っているのであり、相撲でシコを踏むのと同じです。天空を飛ぶペガサスは、法隆寺の玉虫の厨子にも描かれています。

ページの先頭へ

» 最新の「宮司よりひとこと」へ


  • 御由緒
  • 宮司よりひとこと
  • 神事・祭典
  • 境内のご案内
  • 御祈祷
  • 交通アクセス
  • 宝物
  • 日記(ブログ)
  • 結婚式案内
  • 神事・祭典
次の行事
  • 崇敬会のご案内
  • ひらおかの森を守る会
  • 「お笑い神事」Youtubeでご覧いただけます。
  • 七五三まいりのご案内
  • 秋郷祭
  • 枚岡感謝奉納祭
  • 夏越大祓(なごしおおはらえ)
  • 巫女体験のご案内
  • ラジオ体操のおすすめ
  • 断食研修会
  • 禊研修会
  • 枚岡神社instagram
  • 枚岡神社facebook
  • 枚岡神社youtube